親知らずの抜歯が怖い方へ
うとうとしている間に終わる「静脈内鎮静法」対応の歯科医院
静脈内鎮静法は治療に対する不安を軽減するのに有効な方法です。静脈に麻酔液を点滴し、眠っているような状態で治療を進めることができます。鎮静効果により、治療中の不快な記憶が残りにくく、痛みを感じにくくなる効果もあります。しかし、鎮静薬の濃度バランスを調整するのは難しく、不適切な使用では一時的な錯乱状態や酸素不足、震えやけいれんなどの副作用が起こる可能性もあることに注意が必要です。当院では歯科麻酔専門医が担当し、安全な麻酔を提供しています。抜歯が怖い方は、お気軽にご相談ください。
当院の親知らずの抜歯
難易度の高い抜歯も対応可能
当院は、口腔外科専門医が在籍しており、難易度の高い抜歯も対応可能です。一般の歯科医院では、難しい症例の場合、通常は大学病院に紹介されることが多いです。しかし、大学病院まで行く手間がかかり、治療開始までの期間も長くなります。当院では、口腔外科を専攻した歯科医師が在籍しており、大学病院でしか対応できないような症例もワンストップで受けることができます。
歯科用CTで正確な診断
埋まった親知らずの抜歯など難しい治療では、正確な診断が重要です。一般的なレントゲンでは、神経の位置や顎骨の状態が分かりにくいため、歯科用CT検査を行っています。歯科用CT検査は、周囲の血管や神経管との正確な距離を測定し、安全な親知らずの抜歯を行うことができます。神経を傷つけるリスクを軽減し、スムーズな治療につながります。
親知らずについて
親知らずは、一般的に第3大臼歯と呼ばれ、18〜20歳頃に生えてきますが、30代で生えてくることもあります。親知らずが横や斜めに生えると、歯茎の腫れや痛み、むし歯や歯周病、口臭などのさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。 親知らずは必ずしも抜く必要はありませんが、早めに抜くことで歯や顎へのダメージを最小限に抑え、回復も早くなることが知られています。そのため、一般的に適切な抜歯の時期は20歳前後とされています。
親知らずの抜歯後「ドライソケット」に注意
親知らずの抜歯後には、「ドライソケット」と呼ばれる状態に注意が必要です。ドライソケットとは、抜歯後に血餅(かさぶた)が形成されず、骨が露出してしまう状態を指します。通常、抜歯後は血餅が穴を塞ぎ、皮膚が少しずつ穴を覆いながら治癒していきます。しかし、過度なゆすぎなどが原因で血餅が失われ、感染が起こりやすくなるため、ドライソケットが発症し、強い痛みが生じます。抜歯後は血の味がすることから、血餅が気になって過度に口をゆすぐことがありますが、これは避けてください。過度なゆすぎによって血餅が失われ、ドライソケットが引き起こされるリスクが高まります。実際、ドライソケットになる患者の70%は、この過度なゆすぎが原因とされています。
スポーツマウスピースの作製
スポーツマウスピース、通称マウスガードは、ラグビーやアメリカンフットボール、アイスホッケーなどのコンタクトスポーツで広く使用されています。これは、強打による衝撃を和らげ、歯や口腔周囲の負傷を防ぐ役割を果たします。装着することで、歯の折れや唇、舌、顔面などの負傷を軽減し、脳震とうなどの発生率や重症化を軽減させる効果が報告されています。近年の調査では、マウスガードを使用することで、強い瞬発力を生み出し、集中力を高める効果も示されています。歯科医院で作製するスポーツマウスピースは、オーダーメイドで作られるため、患者様のお口によくフィットします。
スポーツマウスピースの諸注意
スポーツマウスピース、通称マウスガードは、スポーツ用品店やオンラインでも手に入るものもあり、自分で軟化させて歯に合わせるタイプのものが一般的です。しかし、これらのマウスガードは、お口を開けると外れやすく、大きすぎて話しにくい、また唾液が多くなるなどの問題があります。これでは試合で全力を出し切れず、プレーに支障をきたす可能性があります。歯科医院では、患者様の口腔状態やかみ合わせを考慮し、オーダーメイドのマウスピースを作製します。これにより、外れにくく、噛みやすく、話しやすい違和感が少ないマウスピースを提供できます。
マウスガードのチェック
マウスガードの定期的なチェックも重要です。スポーツ選手は、パワーを出すために歯を食いしばることがあり、マウスガードは徐々にすり減っていきます。3か月に1回は、すり減りや破損をチェックし、痛みを感じる場合は交換することをおすすめします。